デザインのひきだし編集長 津田淳子の偏愛紙製品
私たち含め日本の紙・紙加工業界、デザイナーから絶大な支持を集める雑誌「デザインのひきだし」。圧倒的な情報量とサンプル、展開される特集に毎号夢中になってしまう方は少なくないと思います。
そんな紙にまつわる商品を扱うストアを始める上で、どうしても一言いただきたい存在、デザインのひきだし編集長の津田さんにも偏愛紙製品をお伺いしてみました。津田さんの選んだものは……
「日常に何気なく使われている紙。梨やぶどうを包む果実袋からコロッケを包む耐油紙の袋、クリーニングタグの紙、掃除機の紙パック、マグロを包む耐水グリーン、天ぷらをのせる奉書紙、宅急便の緩衝材に使われる更紙、マーガリンの上にのったパーチメント、肉まんの下にはりついている紙、札帯の紙(あんまり見たことないですが)、タバコの口の銀紙、メモ帳のマーブル巻き、デパートの包装紙、七夕飾りのでんぐり紙……いくらでもあります。」
と、紙愛溢れるコメントをいただきました!
「いろいろな紙が、日常の中で活躍していると思うと、うれしくなります!」
とのことです。そこまで、細かなところに使われている紙まで想像できていませんでした! 板紙などのパッケージだけでなく、生活のあらゆる場面でそれぞれに特化した機能を持った紙など、たくさんありますね。まだまだ修行が足りないと自覚させられます……。
そんな、予想通りに予想を超えた紙愛コメントをいただいた津田さんが、大成紙器製作所の商品で「使ってみたい・好きな商品」は
PULL SHELF とのことです。
「机の上がきれいに片付きそうですてきです。」というコメントをいただきました。
ぜひ、どんどん集まる紙の見本や商品サンプルなどを入れていただけたらと思います! これからも楽しく紙のこと・加工のことを知ることができる「デザインのひきだし」を心待ちにしています!
PULL SHELF|商品ページ
クリーニングタグが素材で使われたCARD HOLDER|商品ページ
津田淳子
編集者・デザインのひきだし編集長。1974年神奈川県生まれ。編集プロダクション、出版社を経て、2005年にグラフィック社入社。2007年『デザインのひきだし』を創刊する。デザイン、印刷、紙、加工に傾倒し、それらに関する書籍を日々編集中。